楽天・松井裕樹投手（２２）が９日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、５０００万増の１億４０００万円でサインした。今季、守護神３年目を迎えた松井裕は、３３セーブを挙げ、史上７人目の３年連続３０セーブを達成。「３年間の働きに感謝の言葉も頂きました」と笑みを浮かべた。

　だが、左肩痛で７月下旬から８月中旬まで離脱したことに「後半戦、チームが苦しいときにいなかったことで、大きな影響が出たと言われた、それだけ頼りにしてもらっているということですが、もっと責任感を強く持って臨みたい」と話し、「来年は１年間、１軍で働けるように。数字の面ではサファテ（ソフトバンク）の記録に１つでも近づけるように頑張りたい」と意気込んだ。

　５年目での大台突破に「アタッシェケースでもらうわけではないので、今は実感が湧きませんが、来年の１月に実感すると思います」と白い歯を見せた。