ロッテ藤岡、先発へのこだわり訴える 年俸は900万減の3400万円で更改
ロッテ・藤岡貴裕投手(28)が1日、ZOZOマリンスタジアム内で契約更改交渉に臨み、900万円減の3400万円でサインをした。(金額は推定)
「結果が良くなかった。下がりました。(金額は)ご想像にお任せします」
今季、中継ぎとして10試合に登板。0勝0敗、0HP、防御率は16・62だった。この数字だけを見れば、藤岡に反論できなかった。
だが、心の奥底では先発への思いが燃えている。
「先発をしたいとずっと言ってきた。だが、(開幕して)中継ぎだったので、いかざるを得ない雰囲気だった。決断したが、うまくいかず抹消を繰り返した。気持ちの切り替えができなかった」
ファームでは先発の声がかかる日に備えて、調整をしてきた。
井口監督にはすでに「先発したい」との希望を伝えている。
この日の交渉でも球団サイドに思いの丈を話した。林本部長は「先発の可能性はある。期待がかかっている。本来の球を投げれば通用する」と語った。
11年のドラフト1位。12年から14年までの3年連続で6勝をマークしている。
「長いイニングを投げたい。体力的なものを考え、いっぱい投げられるように取り組んできた」
来季プロ7年目を迎える左腕。再び先発として復帰すれば、左の先発不足に光が差す。