ロッテ・大嶺祐が契約更改 「先発したいです」と来季先発転向をアピール
ロッテ・大嶺祐太投手(29)が30日、ZOZOマリンスタジアム内で契約更改交渉に臨み、375万円減の2625万円でサインをした。(金額は推定)
大嶺祐の表情が険しくなった。
「生きるか死ぬかでやっていこうということです」
秋季キャンプ中に小林投手コーチからこう聞かれた。
「(来季)どうしたいか?」
「先発したいです」と大嶺が答えれば、同コーチも「オレもそう思う」と応じた。
今季は開幕から中継ぎに回った。だが、思うような結果を出せなかった。
6月18日の巨人戦(東京ドーム)で延長12回、亀井に逆転サヨナラ本塁打を浴びてファーム落ちした。今季の大嶺祐を象徴するゲームだった。
今季は20試合で2勝2敗、防御率3・82で終わった。
「(先発とでは)疲労感が違う。ヨーイ、ドンで100%でいかなければならない。きつかった」
来季はプロ12年目。「球の質を上げていきたい」と明確な目標を掲げる。
「力み過ぎず、いかに力を抜いて、いかにいいボールを投げるかです」
12月からトレーニングを積み、1月は故郷・石垣島でキャンプに備える。「2月1日にはいつ開幕してもいい状態に持っていきたい」。大嶺祐が来季に復活をかける。