佐々木氏、大谷の二刀流に待つハードルを指摘「年俸が上がった時、どうなるか」

 野球解説者の佐々木主浩氏が19日、TBS系「サンデーモーニング」のスポーツコーナーに出演し、ポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦を表明している大谷翔平投手の“二刀流”について言及した。

 今オフに注目することとして「大谷君ですかね。どこに行くのか」と、移籍先に注目していると語った佐々木氏。活躍できるかどうかについては「大丈夫だと思います」と太鼓判を押したが、投手と野手という2つのポジションで活躍する二刀流については「どうですかね」と複雑な表情になった。

 佐々木氏がハードルになりそうな点として挙げたのは年俸だった。「今、契約が年俸はそんなに高くないので、(メジャーに移籍しても)二刀流やらせてもらえるんですけど、これが上がった時にどうなるかだと思いますね」と指摘した。

 大谷の二刀流挑戦については、メジャーの各球団ともおおむね大谷の希望に添う意向を示している。だが、タイガースのアビラGMは大谷が二刀流に挑戦した際に必要になる可能性がある投手6人のローテーションについて「必然的に登板数が減り、翌年の年俸にも影響する可能性が出てくる。嫌がる投手は多いだろう」と話している。5人ローテを維持し、大谷が中4日で登板しつつ野手もこなせば二刀流達成となるが、体への負担は計り知れない。このようにクリアすべきハードルは散在している。

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