石崎“新球”ツーシームで韓倒、内角エグる 稲葉ジャパンさあ初陣

 「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ2017、日本-韓国」(16日開幕、東京ドーム)

 野球日本代表の侍ジャパンが「ENEOSアジアプロ野球チャンピオンシップ2017」の開幕を翌日に控えた15日、東京ドームで全体練習を行った。セットアッパー候補の石崎剛投手(27)は16日の韓国戦で強気の内角攻めを予告。“新球”ツーシームをぶっつけ本番で投げる可能性も示唆した。初陣となる稲葉篤紀監督(45)を中心に若き侍たちがアジアの頂点を狙う。

 自信みなぎる表情が頼もしかった。大舞台での登板に備え、石崎は軽めの調整。報道陣が待つミックスゾーンで足を止め、「いい感じで準備できています。楽しみはありますが、不安はないですね」とうなずいた。

 宿敵・韓国斬りのイメージもばっちりだ。思い描くのは徹底した内角攻め。「韓国リーグの野球があるみたいで、韓国の打者はインコースを突かれていないというか。日本とは違う攻められ方をしている。そのあたりを有効に使い、攻めていきたい」。宮崎合宿では右打者の内角をえぐるツーシームに磨きをかけてきた。その“新球”を投げる可能性について問われると「そうですね」と否定しなかった。

 シーズンでは中継ぎとして26試合に登板し、防御率1・17。その活躍を評価されての代表入り。宮崎合宿では13日の西武との練習試合で1回無失点と好投。打者4人との対戦でツーシームを試す機会はなかったが、稲葉監督もセットアッパー候補として大きな期待を寄せる。

 昨オフ、石崎が成長を遂げた台湾でのアジア・ウインターリーグ。NPBウエスタン選抜の一員として、優勝に大きく貢献した。「韓国ともやりましたが、あれは育成の場。気を引き締めながらやりたい」。見据えるのは、20年の東京五輪。日の丸でも一段ずつ階段を上がり、信頼を積み上げていく。

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