稲葉監督、金メダルへの大いなる挑戦「強さ示す」 新生侍ジャパン、16日初陣

 「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」(16日開幕・東京ドーム)で初陣を飾る野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督(45)が6日、デイリースポーツのインタビューに応じた。阪神で唯一選出された石崎剛投手(27)に20年東京五輪での抑え候補として期待を懸けるなど、今大会での若き侍たちの成長が、目指す金メダルへの鍵とした。

  ◇   ◇

 -初陣となる今大会への意気込みは。

 「とにかく日本は強いというところは示したいです。その先に2020年の東京五輪というのを見据えながら、まずは勝つことを目指したいと思います」

 -目指す野球は。

 「投手を中心とした守り勝つ野球は現役の時からやってきましたし、指導者でもそういう野球をやりたいと思ってきました。ただ、国際大会は初対戦の国、投手相手に臨機応変にやっていき、点を取らなければ勝てない。どうすれば点を取れるかも考えなければいけないと思います」

 -投手陣で先発陣はどういうイメージか。

 「今は薮田、田口、多和田、今永。(先発が)崩れた時の第2先発も考えないといけない。国際大会は(先発が)初回にバタバタと崩れてたくさん点を取られてしまうと試合が決まってしまいます。ある程度(4人の中で)第2先発も決めてやっていきます」

 -抑えは実績的には山崎康だが。

 「又吉もオーバーエージで呼んでいますし、その2人のどちらかになると思います。守護神を育てないといけないという意味で、山崎康にやってほしいという思いはあります」

 -中継ぎでは阪神から石崎が選ばれたが、選出の理由は。

 「サイドスローというのは、非常に特殊な投げ方。こういう選手は国際大会では目線を変えるという意味でも大事なポジションでもあります。また球自体を見ていても、強い球を投げていますし、打者が打ちにくそうにしているというところで、今回は選びました」

 -変則のパワーピッチャーは必要な存在。

 「パワー系ではありますけど、あのスライダーは大きく曲がって、非常にバッターが打ちにくそうにしていた。大事な場面でも通用すると思いました」

 -同一リーグで井端コーチ、村田コーチ(ともに巨人)は石崎と対戦している。そうした意見も集約した。

 「もちろんそうです。よく見てくれていて、相手チームとしたらすごく嫌な投手だと。良い球を投げていたという意見も受けて判断させてもらいました」

 -中継ぎ、抑えの整備は小久保ジャパンの時から課題だった。

 「それは今も同じです。中継ぎ、抑えというのは先発投手がなかなかできる場所ではない。気持ち的な部分も含め、専門職は非常に大事なので。特に抑えは経験していないとなかなかできるものではない。そこの部分では、今回も専門的な投手を選出しました」

 -石崎は今回の最年長ではあるが、まだ27歳。脂が乗った3年後の東京五輪では、抑えの可能性もあるのか。

 「もちろん。あれだけのパワーボールは非常に魅力。彼がこういう国際大会を経験することによって自信をつけ、この3年間でもっともっとレベルが上がってもらえればすごくうれしいですし、メンバーに入ってくる可能性も十分にあります。楽しみですよ」

 -捕手ではメンバー発表会見でも甲斐は監督が見たくて呼んだと話していたが。

 「肩も非常に強いですし、フィールディングも良い。コリジョンルールになって、捕手のブロックは必要なくなりました。どちらかというとフィールディングが良いのかが大事だと思います。肩はナンバーワン。守りの要として、どうやって投手陣を引っ張っていってくれるのかを、見てみたいと思います」

 -4番は誰か。

 「4番は山川でいこうかなと思っています。オーバーエージで呼んでいますし、西武でもシーズンで4番を打っています。彼(の特徴)はフルスイングで、そういう意味では4番でやってほしいという思いはあります」

 -1番打者は。

 「僕はクリーンアップにどうやってつなげていくかを重要視しています。京田と源田は同じポジション(遊撃)。どう使って、どの打順でというのは非常に迷うところです。国際大会で1打席目、1球目から自分のタイミングで、自分のスイングができるかも見ていきたいと思っています」

 -監督に就任して野球の見方は変わった?

 「野球に取り組む姿勢ですね。例えば試合中の投手であれば打たれた後の行動、打者であれば打ち取られた後の切り替え。そういうところは見るようになっていきました。代表は準備期間が短い中でやらなければいけない。個人的な感情を出しすぎると、一つになるというところで良い影響を与えません」

 -今回のメンバーから何人が五輪メンバーになるかが代表全体の底上げになる。

 「特にポジションがかぶっている場合ですね。トップチームになった時に自分は呼ばれるのか。ライバルは誰がいるのか。そういうところを目標にしてもらったら、レベルも上がっていくので」

 -目標の東京五輪までの間に大事にするところは。

 「競争意識を持ってもらいたいということ。選手の誰もが侍のユニホームを着て戦いたいと思ってもらいたいですし、その中でやっぱりライバル、あの選手に勝たないと代表に入れないという意識を持てる時間にしたいです」

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