継投失敗…工藤ソフトバンク足踏み モイネロ投入「もう1つ早ければ」

 「日本シリーズ・第5戦、DeNA5-4ソフトバンク」(2日、横浜スタジアム)

 1つの判断ミスが敗戦を招いた。「僕がもうちょっと早く判断していれば…というのはある」。ソフトバンク・工藤公康監督(54)も自身の決断の遅れによる継投失敗を悔やんだ。

 六回に先発・バンデンハークを打席に送り、2点リードのその裏も続投させた。だが、それまで2打席連続三振に抑えていた桑原を左前打で出塁させると、1死一、二塁で筒香を迎えたところで左腕・モイネロを投入。これが裏目に出た。

 筒香、宮崎に連続適時打を浴びて同点。さらに一、三塁から二塁手・明石が失策を犯し勝ち越しを許した。「桑原と合っていなかったので行かせてしまった。飛ばしていたので球威が落ちているというのもあった。もう1つ(交代の決断が)早ければ…」と工藤監督も反省の言葉を並べた。

 CSファイナルS以降は無失点に抑える投球を見せていたモイネロも「今日は悪かった。球が甘く行ってしまった」と振り返る。シーズンで先制した試合は73勝9敗。だが日本シリーズという大舞台で、歯車が狂った。

 それでも1点を追う九回には2死満塁と攻める粘りも見せ、「簡単には終わらないということを示せた。今度は(本拠地の)アドバンテージがある中で、ウチらしい野球をしたい」と工藤監督。福岡で待つファンとともに、出直しを図る。

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