ダル、沢村賞選出で持論「菊池選手と2人でいいんじゃないですか」

 ワールドシリーズに出場中のドジャースのダルビッシュ有投手が30日、自身のツイッターで日本の沢村賞選定について、西武・菊池雄星投手も同賞を受賞に値するというコメントを発した。今年の沢村賞は巨人・菅野智之投手1人が満場一致で受賞した。

 ダルビッシュはまず、「菊池雄星選手沢村賞でいいんじゃないですか?選考基準の曖昧さもそうだし、なにより選考委員に決めさせるのではなく記者の投票制にすればいいのでは?」と切り出した。

 さらに自身も日本ハム時代の08年に「選考基準全部満たしたのですが21勝した岩隈さん(当時楽天)が受賞しました。同時選出もという話もありましたが結果は岩隈さんだけで納得もしていました」と振り返りながら、「ですがオフに入ってすぐの時に羽田空港のトイレで当時の選考委員だった某OBから『君は若い分、来年以降もとれるから外したよ』と言われ当時22歳ながら失望したのを覚えています」と明かした。

 その後は沢村賞に関しては、「本当に目指していたタイトルだったので凄く残念でした。翌年からは目指さなくなってしまいました」とも明かした。

 今季の巨人・菅野の受賞については、「もちろん値するでしょう」と異論はないが、菊池が選ばれなかったことについては、「両リーグから1人選べばいいし、そもそももう勝ち数で判断する時代は過ぎていなければいけないはずです」と持論を展開。「自分は(選考基準の)7項目全て満たしたことが3回あり、受賞は1回だけです(笑)」とも発した。

 ダルビッシュはさらに、「いや両方素晴らしいわけですから2人でいいでしょう。そもそもセリーグとパリーグの成績は比べられないです。MLBでは各賞しっかり数字で比べられますよ。近年主観では選ばないようになってます。去年のアメリカンリーグのサイヤングは別ですが」と現状も説明した。

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