法隆寺国際が来春センバツ出場へ前進 近畿大会1回戦で比叡山に完封勝ち

 「高校野球・秋季近畿大会・1回戦、法隆寺国際9-0比叡山」(24日、シティ信金スタジアム)

 公立校の法隆寺国際(奈良3位)が、比叡山(滋賀2位)を7回コールドで破って8強へ進出。学校統合後、初の甲子園となる来春センバツ出場へ前進した。

 打線は初回に1点を先制すると、二回は3安打で4点、三回は福本万真内野手(2年)の3点三塁打などで比叡山を突き放した。

 先発・柚留木優太投手(2年)は7回3安打無失点の好投だった。今夏の奈良大会3回戦・天理戦は先発したが、同点の八回に6失点して敗戦。3年生の夏を終わらせており、同戦後にはバッテリーを組んでいた木下和真捕手(2年)と3年生に謝罪していた。

 「今年の夏も投げさせてもらったのに、負けてしまった。その分もこの近畿大会にかけていたので、今日はいい投球ができてよかった」と、少し悔しさを晴らす快投に笑顔を見せた。

 法隆寺国際は斑鳩と片桐が統合し、2005年に開校した公立校。斑鳩は2003、2004年のセンバツに2年連続で出場している。今秋は奈良大会3位決定戦で今夏の甲子園4強・天理を破って近畿大会へ出場している。

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