ヒーローの楽天・嶋 思わず翌日の先発投手バラす V打&好リードで連勝演出

 「パCSファイナルS・第2戦、ソフトバンク1-2楽天」(19日、ヤフオクドーム)

 公式戦3位の楽天が接戦をものにして連勝。リーグ優勝のソフトバンクのアドバンテージを含め2勝1敗とリードし、2010年に3位から日本一となったロッテ以来の下克上Vへあと2勝とした。

 攻守にチームをけん引したのがキャプテンの嶋だ。同点で迎えた七回、1死二塁で打席に入ると、ソフトバンク・千賀のストレートをたたいて、中堅左へ鋭いライナー。打球は前進守備を敷いていた中堅・上林の横を抜ける決勝のタイムリー二塁打となった。

 150キロを超えるストレートにウイニングショットのフォークを持つ千賀から奪った値千金の一打。「どちら(のボール)が来るか分からないので、どちらの球でも対応できるようにコンパクトにいこうと思ってました」と振り返った。

 守っても、緩いボールを効果的に使うなど、初戦の塩見に続いて、先発の辛島を好リードした。「シーズン終わってから、だいぶ間が空きましたけど、(辛島が)気持ちを切らさないで一生懸命練習していたので、その気持ちに応えようと、リードしました」と話した。その後も宋、高梨、福山、松井裕の救援陣を巧みに操り、自らのバットでたたき出したリードを守り切った。

 下馬評では劣勢が予想されたが、それを覆す連勝劇。第3戦以降は則本、岸の二枚看板が先発予定で、一気に優位に立った。「あしたも則本が先発して厳しい戦いになると思いますので、応援よろしくお願いします」と、思わずまだ発表されていなかった20日の先発投手の名前を出して、一気の王手へ意気込んでいた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス