「パＣＳファーストＳ・第１戦、西武１０－０楽天」（１４日、メットライフドーム）

　楽天は今季レギュラーシーズンで８戦全敗と苦手にしていた西武の先発・菊池を攻略できず。完封負けを喫し、９戦全敗となった。先発の則本も４回７失点でＫＯされるという誤算だった。

　楽天打線が完全に牛耳られた。初回は茂木が安打で出塁したが、１死二塁からペゲーロ、ウィーラーと連続三振。二回も先頭の銀次が安打で出塁したものの、続く島内が遅れず併殺に終わった。試合を通じて散発の５安打。９三振と攻略の糸口をつかめないまま、大差で敗れた。則本は「何もありません。大事な初戦、試合を作れず申し訳ないです」とコメントした。

　西武は初回、浅村の左越え２ランで先制。三回には中村の中犠飛、炭谷の左中間２点適時二塁打など打者一巡の猛攻で５点を加えた。六回には中村が左越え３ランでダメを押した。