ロッテ・ドラ2の酒居が5勝目 8月以降で5勝に「納得のいく2カ月」

 「ロッテ6-1オリックス」(9日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテのドラフト2位ルーキー・酒居知史投手(24)が7回を被安打7で1失点。5勝目(1敗)をマークした。

 「正直、ピリッとした投球ではなかったです。バテたというより、真っすぐも変化球もそれなりだなあと…」

 こうゲームを振り返った酒居だが、悪ければ悪いなりにまとめるのが強みだ。

 二回2死三塁から岡崎に先制打を浴びたものの、要所を締めた。真っすぐのMAXは146キロで、「唯一良かった」というフォークを駆使した。

 102球で引き寄せた5勝目は社会人出身(大阪ガス)らしい粘りのたまものだった。

 開幕は1軍メンバーから漏れた。中継ぎを10試合経験して、8月4日の楽天戦(Koboパーク宮城)で先発デビューした。

 初勝利は飾れなかったが、先発3試合目となった8月18日のオリックス戦(京セラD)で初勝利を初完投でつかんだ。無四球のおまけ付きだった。

 「野手の方々のおかげもあって勝った試合もあった。納得のいく2カ月だった。これから7回を1、2点という試合を増やしていかなければ」

 試合前、伊東監督は酒居をこう評していた。「ふてぶてしさがある。表情を表に出さない。投手として大事なことだ」

 これに対し、酒居は「性格的なものです。いつも通りにやって、グラウンドで出せている。いろんな解釈でいいです」

 今後の課題はスタミナ面の充実、球速を上げる…などたくさんある。

 「やるべきことはいっぱいある。高いところを目標にしていきたい」。酒居、力強く言い切った。

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