天理の輪島ジュニアが2回無失点 卒業後は留学&ITで起業目指す

 「愛媛国体・高校野球硬式・準々決勝、広陵10-1天理」(8日、坊っちゃんスタジアム)

 大相撲の第54代横綱・輪島を父に持つ天理(奈良)の輪島大地投手(3年)が2番手で登板し、2回無失点の好投を見せた。

 今夏の甲子園では準々決勝・明豊戦の九回に2番手として聖地初登板。連打と四球で無死満塁とし、左中間へ満塁本塁打を浴びて、1死も奪えずに降板していた。

 夏の甲子園後は国体へ向けて練習してきた右腕は「甲子園は悔しかった。今日は流れを持ってこようと思って投げました」と高校生活最後の登板を笑顔で振り返った。

 今後は“世界の輪島”を目指す。現時点で野球は高校でやめる予定。卒業後はアメリカかカナダの大学へ留学し、将来はIT関連の職業への就職を目指す。

 勉強は苦手ではないという。天理では普通科の文系に通い、39人中4位になったことがある。留学するための英語や、数学などを勉強しなければならないが、前向きに夢を語り続けた。

 「これまでは国体があったので野球をしてきたけど、明日から勉強します。将来を考えたら今はIT系がいいと思うし、起業できれば。野球ではやり遂げたので勉強につながると思うし、甲子園での失敗を糧にして勉強につなげられればと思います」

 甲子園の後、東京へ帰省した際、父・輪島には「(甲子園では)よくやりきったな。好きなようにやれ」と言ってもらった。高校野球での経験は、必ず将来に生かす。

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