契約交渉での提示金額事前通知に基本合意 NPBとプロ野球選手会が事務折衝

 日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が6日、都内で行われ、選手会が12球団側に求めている、契約更改交渉での提示金額の事前通知について基本合意した。

 今オフは、球団が下交渉を行う選手の範囲を新人選手と1軍初登録の選手まで広げ、下交渉の席で契約内容と査定内容を説明。その他の選手については交渉前日までに口頭で提示金額を伝える形になり、全選手が本交渉前に提示金額を知ることが可能になった。

 この日は、同選手会の嶋基宏会長(32)=楽天=と3球団選手会長も出席。若手選手が契約内容を検討する時間を得られるように改善を訴えていた嶋会長は、当初求めていた書面提示こそ認められなかったが「100%満足ではないが、昨年の契約更改よりいいものとなる」と話した。

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