中日の森野将彦内野手(39)が24日、ナゴヤドームで行われた広島戦での引退試合に出場し、今季本拠地最終戦で約3万6千人の観衆を前に中日一筋21年の選手生活に別れを告げた。試合後の記者会見では「やり切ったという気持ち。悔いなく、笑顔で終われて幸せ」と晴れやかに話した。
七回に代打に出ると、球場全体から温かい拍手を送られた。結果は一ゴロ。すがすがしい笑顔で歓声に手を振って応え、花束を受け取った。森野は神奈川・東海大相模高から入団し、通算1581安打。勝負強い打撃で中日の黄金期を支えた。
今後は打撃コーチとして球団に残る予定。