また西武・栗山サヨナラ 今季4度中3度目!今度は四球で

 「西武3-2ソフトバンク」(17日、メットライフドーム)

 最後は冷静に見極めた。同点の延長十回1死満塁、西武・栗山が押し出し四球を選び、今季4度目のサヨナラ勝ち。そのうち栗山は2度のサヨナラ打を放ち、3度目は四球で決めた。「監督に『決めてくれ』と言われたので『決めてきました』と答えました」。勝負強いベテランは渋く笑った。

 勝利につなげたのは4番山川の豪快な一振りだ。逆転された直後の八回、岩崎の148キロ真っすぐを捉え、バックスクリーンに運んだ。「めちゃくちゃ球が速いので、それしか狙っていなかった」。2戦連発の18号ソロで振り出しに戻した。

 辻監督は「相手は優勝を決めた後だったが、こっちにとっては重要な試合。山川のホームランで追いついたことが、こういう結果になった」とうなずいた。ベテランの粘りと4番のパワーで天敵に一矢報いた。

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