オリックス・山本、球団39年ぶり高卒新人2勝目だ

 オリックスのドラフト4位・山本由伸投手(19)=都城=が球団39年ぶりの高卒新人2勝目へ向けて12日のロッテ戦に先発する。11日は試合が行われるZOZOマリンで調整。ブルペンで15球を投げ最終仕上げを終えた。

 「10日間あったので体調はバッチリです。自分の勝ちよりチームが勝つのにこだわって、記録のことは気にせずに自分らしく投げていこうと思います」

 敵地での8月31日・ロッテ戦で球団23年ぶりの高卒新人勝利投手となった。次は1978年に“玉三郎”と称され人気を集めた三浦広之以来となる高卒新人2勝目に期待がかかる。過去2試合の投球内容は安定感抜群。それでも福良監督は「絶対に壊したら悪い」と登板間隔の短縮は頭にないと話す。一方で新人王資格を残すために投球回数を30回以下にする考えもない。投球内容に合わせて投げられるところまで投げさせるつもりだ。

 球団ではこの活躍ぶりに早くも来年のカレンダーへの掲載を決めた。売り出し中の右腕が再び千葉で躍動する。

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