日本の安田が決めた!サヨナラ打含む3安打2打点「世界一まで一歩一歩」

十一回1死満塁、日本・安田は中前にサヨナラ適時打を放つ
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 「U-18W杯・2次リーグ、日本4-3オーストラリア」(7日、サンダーベイ)

 投手陣の踏ん張りに三羽がらすの一角、安田尚憲内野手(3年・履正社)が決めた。タイブレークとなった延長十一回、1死満塁から中前にサヨナラ打を放った。

 「日本の勝利に貢献できてうれしい気持ちです。チーム全員でなんとか粘ってここまできたんで、なんとか1本、どんな形でもいいので出せればいいかなと思っていた」

 1次リーグでは清宮幸太郎内野手(3年・早実)、中村奨成捕手(3年・広陵)と主軸を任されながら、目立った活躍ができなかった。その3人の中では17打数5安打2打点と打っていたものの「これまでチームになかなか貢献できてなかった分もあったんで、チームに貢献できて貢献できてうれしいです」と2次リーグ初戦での活躍を素直に喜んだ。

 初回の1打席目には先制点へきっかけとなる右前打を放った。同点の四回には1死一、三塁から右線適時二塁打を放ち、3番打者としての役割を果たした。

 苦しい戦いだった。延長に入って十回は1死満塁を七回から登板の2番手・清水達也投手(3年・花咲徳栄)が投ゴロ併殺で無失点で切り抜けた。十一回は3番手・田浦文丸投手(3年・秀岳館)が1死満塁から2者連続三振でピンチをしのいだ。「ピッチャーが粘って粘って、なんとか2イニングを無失点でつないでくれた。バッター陣が頑張ってやらないとダメだと思っていた。頼もしいメンバー20人そろっているんで、チーム一丸となってここまでやってこれている。どのチームが来ても負けないと思ってます」と頼もしいチームメートを思いやった。

 初の世界一を目指す中で、1次リーグでアメリカに敗れており、もう負けは許されない。そんな厳しい状況で苦しみながら白星をもぎとった。安田も3安打2打点。「自分らしいスイングもできているんで、まだまだ戦い続いていく集中力を切らさないように頑張っていきたい。なんとか勝つことができて勢いに乗ってきているんで、なんとか世界一まで一歩一歩、歩んでいきたい」と頂点をみつめた。

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