広陵・中村 ベンチ外3年生の胴上げに感激 準Vのナイン学校凱旋

学校に戻り、3年生の仲間と笑顔で談笑する広陵・中村
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 全国高校野球選手権大会で準優勝した広陵ナインが24日午後、広島市の同校へ戻り「準優勝報告会」を行った。学校関係者や在校生、保護者、地域の人ら約200人が「頑張ったね、準優勝おめでとう」などと書かれた横断幕を掲げて選手を出迎えた。

 あいさつに立った岩本淳太主将は「素晴らしい応援、ありがとうございました。結果は準優勝となりましたが、自分の中では日本一の監督であり、日本一の仲間であり、日本一の応援でした。本当に楽しい甲子園でした」と感謝の言葉を述べた。

 中村奨成捕手はベンチに入れなかった3年生のチームメートから胴上げされ、「控えのみんなが笑顔で迎えてくれてうれしかった。みんながいなかったら自分も甲子園でプレーできなかった。感謝しています」と感激の面持ち。準優勝のメダルを仲間の首にもかけた。

 甲子園では大会新記録となる6本塁打をマーク、1大会最多タイの19安打、6二塁打を放った。控えのメンバーからも「お前、化け物だな」と言われ、「“化け物”と呼ばれるのは、あんまりうれしくないんですけど…。でも、野球で言われるのはうれしいです」と苦笑いした。

 今後の進路については、改めて「プロ野球の世界でやりたい」と表明。あこがれの選手を問われると「プロではあこがれの選手はつくらないようにしています。自分があこがれの選手になれるのように頑張っていきたい」と力強く語った。

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