清宮が主将就任、U18日本代表「すばらしいキャプテンだった」篠原涼の踏襲目指す

 野球のU-18W杯(9月、カナダ・サンダーベイ)に出場する高校日本代表20人のうち、甲子園で決勝に進んだ広陵・中村奨成捕手、花咲徳栄・清水達也投手(ともに3年)の2人を除く18人が23日、千葉県内のグラウンドで2日目の練習を行った。

 練習後、小枝守監督は同日朝に早実・清宮幸太郎内野手(3年)を今回の代表チームのキャプテン(主将)に任命したことを明かした。

 清宮は練習後、「2年前(のU-18代表)の経験を思い出しながら、みんなに伝えたい」などと抱負を語った。1年時の2015年にU-18代表となったときに「すばらしいキャプテンがいらっしゃった」という当時の敦賀気比・篠原涼内野手(現筑波大)とは、現在もLINEでやりとりがあるという。清宮は「あの人(篠原)がどういう風に振る舞っていたかを思い出し、あとは今年感じることを伝えながら、しっかりキャプテンとしてチームを引っ張っていきたい」と加えた。

 清宮が描く理想のキャプテン像とは、「プレーでは劣勢の時でもしっかり声出して、私生活になったら溶け込んでみんなと仲良くやっていきたい。全員が『清宮がキャプテンだな』と言ってもらえるようなキャプテン」。この日の練習で清宮は終始、大きな声を出し、メンバーもそれに応えるように声を出していた。練習の最後には清宮が「気をつけ、礼!」と号令をかけると、選手全員が脱帽して監督やコーチに頭を下げていた。

 代表20人は以下の通り。※は今夏の甲子園出場選手。

【投手】

※木更津総合・山下輝(3年)※花咲徳栄・清水達也(3年)日大三・桜井周斗(3年)※中京大中京・磯村峻平(3年)※大阪桐蔭・徳山壮磨(3年)福岡大大濠・三浦銀二(3年)※秀岳館・川端健斗(3年)※秀岳館・田浦文丸(3年)

【捕手】

※広陵・中村奨成(3年)福岡大大濠・古賀悠斗(3年)

【内野手】

※仙台育英・西巻賢二(3年)東海大市原望洋・鯨井祥敬(3年)早実・清宮幸太郎(3年)日大三・井上大成(3年)履正社・安田尚憲(3年)報徳学園・小園海斗(2年)

【外野手】

※前橋育英・丸山和郁(3年)※横浜・増田珠(3年)※中京大中京・伊藤康祐(3年)※大阪桐蔭・藤原恭大(2年)

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