荒木大輔氏、大阪桐蔭一塁踏み損ねに「丁寧にいきすぎたと思う」

 かつて早実のエースとして活躍した野球解説者の荒木大輔氏が20日、TBS系「サンデーモーニング」のスポーツコーナーにゲスト出演し、まさかの幕切れとなった夏の甲子園「全国高校野球選手権・3回戦」の仙台育英-大阪桐蔭について解説した。九回二死から遊ゴロの送球を受けた一塁手がベースを踏めず、サヨナラ負けにつながったプレーについて「丁寧にいきすぎたと思う」と解説した。

 VTRで試合を振り返った後、荒木氏は「丁寧にいきすぎたと思うんですよね。これで終わりというところで。正対して受けたんですよね」といつもと違う体勢で送球を受けたことが失策につながってしまったのではないかと分析。「こういうのも高校野球かなと思いますね。次のバッターも打ってしまうあたりが素晴らしいと思うんですよね」とサヨナラ打を放った仙台育英の馬目をたたえた。

 高校時代、甲子園のアイドルとして一世を風靡(ふうび)した荒木氏は「今回の試合をかなり見させていただいて、この後も行くんですけど、阪神戦の甲子園球場と高校野球やっている甲子園球場はまったく違うんですよね。僕がイメージするのは高校野球」と当時を懐かしんでいた。

 スポーツコーナーのメーン出演者である張本勲氏は、この日は福島県白河市からバーチャル出演した。「いいゲームだったね。一塁手は一生後悔するわね」と球児の心境を思いやっていた。

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