大会史上初1試合2本の満塁本塁打 盛岡大付小林「人生一番幸せ」、済美吉岡「まさか」 

5回盛岡大付2死満塁、盛岡大付・小林が左中間に満塁本塁打を放つ=甲子園(撮影・山口登)
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 「全国高校野球選手権・3回戦、盛岡大付12-7済美」(19日、甲子園球場)

 記録尽くしの一戦となった。盛岡大付が今大会5度目となる延長戦を制し8強入り。盛岡大付・植田拓外野手(3年)の2打席連発を含む1試合5発の空中戦。五回には両チームに満塁弾が飛び出し、聖地を沸かせた。1試合2本の満塁弾は大会史上初となった。

 盛岡大付(岩手)は1点を追う五回1死、1番からの3連打で同点とすると、1死を挟み2死満塁で6番・小林由伸内野手(3年)が左中間へ大会48号の満塁本塁打を放り込んだ。

 しかしその裏。4点を追う済美(愛媛)は1死から二塁打、四球、相手の失策で満塁とすると、5番・吉岡秀太朗外野手(3年)がセンターバックスクリーンへ、大会49号の満塁本塁打返しを見舞った。

 小林は「打った球は全然覚えてない。自分が1番ビックリしています。(初回は2死満塁で空振り三振して)この場面で打たないと死ぬぐらいの気持ちでした。人生で1番幸せです」と振り返れば、吉岡は「何とか最低でも1点、犠牲フライでもと思ったら入った。ここまでつないでくれたから、1本(ヒット)を打つ責任があった。まさか、ホームランとは…」と両者ともに自身初の満塁弾に驚きの様子だった。

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