盛岡大付・比嘉、亡き祖父へ恩返し弾 岩手県勢の春夏通算50勝導く

 「全国高校野球選手権・2回戦、盛岡大付6-3松商学園」(16日、甲子園球場)

 天国のおじいちゃんへ届け-。盛岡大付(岩手)の主将・比嘉賢伸内野手(3年)が、九回にダメ押しのソロ。3日に亡くなった祖父・武一さん(享年75)にささげる今大会初本塁打で、岩手県勢の春夏通算甲子園50勝へ導いた。

 野球好きだった祖父の存在が、野球を始めるきっかけだった。「生で見せることはできなかったけど、力をくれたのかなと思う。1本打てて恩返しができたかな…」。幼少期には甲子園で一緒に阪神戦を観戦。思い出の地での一発をしみじみと振り返った。

 今夏は岩手大会の初戦から、武一さんの指輪をお守りとして首から提げてプレーしている。「いい場所から見てくれていると思う」。ホームランボールは感謝の言葉とともに仏壇へ届ける。

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