西武・森、今季初昇格へ 当面はDH起用

 左肘頭(ちゅうとう)骨折で戦列を離れている西武の森友哉捕手(22)が、15日の楽天戦(メットライフ)で今季初めて1軍に昇格することが14日、決まった。当面は捕手ではなくDHで起用される見通しで、逆転優勝を狙うチームに最高の“起爆剤”が加わる。

 森は3月5日のWBCキューバ代表との強化試合で左肘に死球を受けて骨折。今月8日のイースタン・日本ハム戦で実戦復帰すると、9日の同戦、11日の同・楽天戦で2試合連続本塁打。2軍戦では4試合で打率・333と好調だ。

 打線は8日からのオリックス、ロッテ6連戦にDHで起用した選手が21打数1安打と低迷しており、復帰即スタメンの可能性もある。2軍戦での捕手としての出場は2試合のみ。首脳陣は「1軍でマスクをかぶるのは厳しい」と評する一方、持ち味の打撃は大きな戦力になると判断した。

 15日の楽天戦に勝てば、11年ぶりの貯金20に到達。「早く1軍の戦力になりたい」と意気込む背番号10が、ソフトバンク、楽天を追い落とすキーマンとなる。

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