西武・雄星、左腕最速158キロ 8回11K1失点でハーラートップ11勝目

 12連勝を飾り、万歳して喜ぶ西武・山川(左)と菊池=メットライフドーム
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 「西武8-1楽天」(3日、メットライフドーム)

 西武が1991年以来、26年ぶりの12連勝を飾った。連勝継続の原動力となったのがエース・菊池の熱投だった。

 初回、先頭・茂木の一ゴロでベースカバーに入った際、一塁・山川の送球がそれて無理な体勢となり、転倒。いきなり右足をひねるアクシデントに見舞われ、周囲をヒヤリとさせたが、そんな心配も杞憂だった。

 自身の持つ日本人左腕投手の最速記録を更新する158キロをマークするなど、楽天打線をほんろう。8回を投げ、細川のソロアーチによる1失点抑え、11個の三振も奪った。ハーラーダービートップタイの11勝目(4敗)をゲットした。

 菊池は試合後、初回のアクシデントについて「大丈夫です。山川なんで、ある程度覚悟しているんで」と笑い飛ばすと、「初回に3点取ってもらってのびのびと投げることができました」と自身の投球を振り返った。

 これで自身4連勝でハーラートップに並ぶ11勝目をマーク。「毎年ですけど四球が多かったので、何とかそこを改善しないと思ってやっているので、何とか形になっていると思います」と今季好調の要因を分析した。

 チームは破竹の12連勝と逆転Vも視界に入ってきた。「連勝はチーム一丸となって戦えている証拠だと思う。この勢いを加速していきたい」と、エース左腕はさらなる奮闘を誓っていた。

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