楽天、茂木復帰で連敗止まった 梨田監督「待ち人来たり」

 「オリックス3-4楽天」(30日、京セラドーム大阪)

 帰って来た男が、劇的な逆転勝利を演出した。九回2死。右肘を痛め戦列を離れていた楽天・茂木が、嶋に続いて四球を選び、聖沢の逆転二塁打を呼び込んだ。今季の快進撃の象徴的存在だった背番号5の復帰とともに、連敗を3で止め、再び息を吹き返した。

 梨田監督は「『待ち人来り』という感じで、やっと帰って来てくれた。劣勢の中、耐え忍んで勝てた」と、頬を紅潮させた。6月19日に戦線離脱した茂木は、球宴出場辞退による10試合出場停止の規定が明けたこの日に復帰。ペゲーロ、藤田、岡島、松井裕と、主力に故障者が続出する中、「負の連鎖は僕から始まった」と自責の念にかられていた茂木は、1番打者としての仕事を果たすことで、土壇場からの逆転劇を生んだ。

 今季1度もなかった4連敗、そして同一カード3連敗を免れた。「楽に勝つのが一番。でも、こういう勝ち方は印象に残るから大きい」と指揮官。しばし勝利の余韻をかみしめ、次なる戦いへと目を向けた。

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