早実の4番・野村捕手が途中交代 顔面に打者の素振りしたバット当たる

 「高校野球・西東京大会3回戦、早実9-2南平」(15日、ダイワハウススタジアム八王子)

 春の東京大会を制した早実は第1で今夏の初戦を迎え、南平(みなみだいら)を八回コールドで下して4回戦に進んだ。「4番・捕手」で先発出場した野村大樹捕手(2年)は六回の守備で、顔面に相手打者の素振りしたバットが当たるアクシデントとなり、七回の守備から交代した。

 5-1で迎えた六回、野村は先頭の3番打者のファウル飛球を、マスクを外して追いかけた。打球が内野スタンドに入ると、打席後方の守備位置に戻った。そして、マスクを拾おうとした際に打者の素振りしたバットを顔面に受け、その場にうずくまった。顔面からは出血も見られ、ケガの治療のためベンチ裏へ。試合は9分間休止された。

 野村はその後、捕手の守備に復帰。スタンドの応援団やファンから大きな声援を受けていたが、次の七回からは大事をとって高橋弘大捕手(3年)と交代した。

 早実の和泉実監督は試合後、「バットが鼻に当たり、脳しんとうのようになった。本人は『出たい』と言っていたが…今後については様子を見ていく」などと語った。

 2年生の野村はここまで高校通算40本塁打を放ち、昨夏から4番打者として活躍。春の関東大会以降は捕手を務めるようになった。

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