楽天4連勝ソフト連破貯金最多26 岸、気迫の6回0封で7勝目
「ソフトバンク0-2楽天」(12日、ヤフオクドーム)
血がにじむアクシデントにも楽天・岸は腕を振った。6回2安打無失点で7勝目。気迫の投球で2位・ソフトバンクとの差を1・5に広げ、今季最多の貯金26で前半戦を締めた。
「降板してから、若干疲れましたね」。右腕が安堵(あんど)の笑みを漏らした。チェンジアップを投げる際に右手人さし指の爪で親指をこすり流血。ユニホームのズボンに点々と血痕がにじんだ。
ローテを再編し、中9日で直接対決に臨んだ岸。「負けられない一戦だった」。右腕は期待通りの活躍で、首位攻防戦を2連勝で飾った。だが梨田監督は「後半戦は過密日程が待っている。一喜一憂している場合ではない」と、ただ気を引き締めるばかりだった。