26年ぶり借金30も…ロッテ伊東監督は決意「最後まで諦める姿、見せるわけには」

 「西武6-3ロッテ」(12日、メットライフドーム)

 最低でも2勝1敗のつもりが3タテを食らった。ついに借金は、26年ぶりの「30」となった。

 伊東監督は、こう話した。「やることはやっている。終わってみれば…。選手たちは一生懸命やっている。私の責任なので…」。

 5月28日のオリックス戦以来(6回2/3を2失点で1敗)の先発となった関谷が二回に崩れた。

 1死後、山川に四球を与えると、外崎以下に3連続長短打を浴びて3点を失った。

 ロッテは四回無死一、三塁から鈴木の中犠飛で追撃の姿勢を見せた。

 だが、その裏だ。1死後、金子侑に今季1号ソロを右中間席に運ばれた。

 指揮官は「(関谷は)四球から、2人目の四球からやられた。特にあの1発が効いた」と振り返り、「ここで投げる以上は自分のボールを投げてほしかった」と残念そうな表情を浮かべた。

 関谷にメドが立てば、後半戦のコマとして期待できる。そのもくろみは崩れた。

 関谷は3回1/3を被安打6で4失点。

 「チャンスをもらって先発させていただいたのに、このような投球で申し訳ないです。チームの力になれなくて悔しい」とコメントするしかなかった。

 それでも打線は五回にパラデスの適時二塁打、六回には1死二、三塁から三木の右犠飛で1点差とした。

 必死に追いすがっても突き放される。

 七回に益田が山川に4号ソロを浴びる。八回には大谷が1死三塁から浅村に左適時打を喫した。七回以降、反撃する力はなかった。

 後半戦は7月17日(月)、オリックス戦(ZOZOマリン)から始まる。

 「(借金を)少しでも返していくしかない。最後まで諦める姿を見せるわけにはいかない。みんなが落ちている。全員で頑張るしかない」

 残り試合は62。伊東監督は前半戦をこう締めくくった。その姿には最後まで戦う決意がにじんでいた。

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