楽天 逆転勝利で首位守った ソフトバンクとマイナス0・5差変わらず
「ロッテ2-6楽天」(5日、ZOZOマリンスタジアム)
楽天が首位を死守した。2位ソフトバンクとマイナス0・5差のまま。その座を守りきった。4点差の勝利だが、八回までは1点差の緊迫したゲームだった。
しぶとく得点をもぎ取った。一回、2死一、三塁から銀次が全力で一塁ベースを駆け抜け、二塁への適時内野安打。泥くさく先取点を奪うと、逆転を許して迎えた五回も、必死に疾走した。無死満塁から二ゴロ併殺崩れの間に振り出しに戻し、アマダーの勝ち越し犠飛につなげた。
「しっかり自分たちの野球をするだけ。それを忘れないこと」と銀次。どんな形でもいい。開幕から堅持してきた首位の座を明け渡すわけにはいかない。選手会長が、その心意気を体現してみせた。
九回にウィーラーがダメ押しの左越え2ラン。し烈を極める首位争いを演じているが、梨田監督は「勝てばいいこと。ひとつひとつ、やっていくしかないからね」ときっぱり。これが球団通算800勝。前だけを見て、戦い抜いていく。