“ダイナマイト・シンゴ”初のサヨナラ打!巨人連敗ストップ

9回、サヨナラ中前適時打を放ちナインと大喜びする巨人・石川慎吾(中)=東京ドーム(撮影・三好信也)
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 「巨人4-3中日」(25日、東京ドーム)

 巨人・石川慎吾外野手が自身初のサヨナラ打でチームの連敗を止めた。巨人は先制された試合で21連敗を喫しており、四回に中日に先制を許したこの試合でも不吉な流れが漂っていたが、土壇場の九回に意地の猛攻を見せた。

 2-3と1点を追う九回、中日の4番手として登板した守護神・田島に襲いかかる。先頭のマギーが左翼線に強烈な当たりを飛ばし、二塁まで激走する。続く陽岱鋼の右前打で代走重信がヘッドスライディングで同点のホームイン。続く村田が四球で出ると、亀井の右飛で1死一、三塁のチャンスをつくる。ここで起用された“ダイナマイト・シンゴ”こと代打石川が中前へサヨナラ打を放った。

 プロ初のサヨナラ打となった石川は「興奮して覚えていない。最近ふがいない成績だったのに監督が信頼して使ってくれた。何としても返してやるという気持ちだけだった」と気迫の一打で窮地のチームを救った。ピッチャー返しから二遊間を抜けていく打球を見て「なんやろ?格好つけていいのか、うれしかったので満面の笑みだったと思います」と振り返った。

 これで3連敗を阻止。「まだまだ借金があるのでひとつひとつ勝って、前半戦プラスで終わることができれば」と反撃を誓った。

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