ヤクルト 連敗10で脱出!交流戦初勝利 打線組み替えズバリ
「ロッテ6-9ヤクルト」(11日、ZOZOマリンスタジアム)
ヤクルトがようやく長い長いトンネルから抜け出した。交流戦11試合で20得点と貧打に嘆いていた燕打線が、6試合ぶりの2桁安打で9得点。連敗を10で止め、交流戦初勝利をつかんだ。
全ては初回から始まった。先頭の坂口、上田の連続三塁打で鮮やかに先制すると、その流れに乗った山田も中越え適時二塁打を放った。勢いのついた打線はこの回打者一巡の猛攻で一挙7得点。佐々木の不安定な立ち上がりを攻め立てた。
打順の組み替えが功を奏した。今季2度目の2番に入った上田が初回だけで2安打3打点。八回には犠飛で計4打点。杉村チーフ打撃コーチは「(上田の2番起用が)当たりましたね。連敗を止めるという気持ちが初回から出た。見事だった」と称えた。
真中監督は「集中力。みんながつないで、後ろにつなぐ意識を持ってしっかり攻めました」とホッとした表情を見せた。残るは本拠地での楽天、日本ハム戦。負の連鎖を断ち切り、地道に勝利を重ねていく。