【一問一答】大阪桐蔭・西谷監督圧勝Vも油断なし「今年も厳しい夏になる」

春季近畿大会で優勝後、校歌を聞く大阪桐蔭・西谷監督(右から2人目)=舞洲
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 「高校野球春季近畿大会・決勝、大阪桐蔭18-0東海大仰星」(4日、舞洲ベースボールスタジアム)

 今春センバツを制した大阪桐蔭が、近畿大会も圧倒的な強さで制した。今年に入って公式戦は無敗で16連勝となった。西谷浩一監督(47)の試合後の一問一答は以下の通り。

  ◇  ◇

 -打線が22安打を放って18点を奪った。辛勝だった3日の準決勝・彦根東戦から修正の跡が見えた。

 「昨日は打線が全くでした。修正できるか見ていたけど、今朝の練習もよくなかった。(彦根東の先発、左横手・原功征投手のような軟投派の投手を)打ちあぐねているということは、技術が足りないということ。それでは夏は勝てないので。引きつけるというか、昨日は打たされていたので、コンパクトにたたこう、と言いました」

 -今年はセンバツ、春季大阪大会に続いて、近畿大会も優勝。夏へ向けて弾みがつくのでは。

 「選手には試合の後に『夏が始まるぞ。これで(夏の大阪大会前の)公式戦は終わった。長く公式戦ができたので、これを夏へつなげよう』と言いました。今年も厳しい夏になると思いますし、いい準備をしたいと思います」

 -夏も対戦する可能性がある東海大仰星に大差を付けた。

 「点数はこうなりましたけど、流れもあるので、そんなに力の差はないと思っています。勝てたことを次へつなげたいと思います」

 -準決勝・彦根東戦の6番から8番に下がった根尾昂外野手(2年)が満塁弾を含む6打点。

 「今朝の打撃もよくなかったのですが、使って育てないといけないと思ったので。朝まで(先発させるか)悩みましたけど、朝もしっかり練習していたので信じました」

 -根尾は左脇腹を痛めた影響で、近畿大会は投手として登板する機会がなかった。

 「正直、根尾を(投手として)使いたかったんですが…。でも、横川、柿木、吉峯がいますし、香川や今大会はベンチを外れた井上もいますんで。競争は激しくなると思います。根尾はブルペンでも投げているので、今日も投げられたんですけど、実戦だとがーっといくので。来週末の練習試合から投げさせていきたいと思います」

 -あらためて夏へ向けて意気込みを。

 「もう夏が始まるな、という感じで引き締まります。今年は爆発的な打力がないので。数字を見たら打っていますけど、この1カ月で状態を上げていかないといけません」

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