中日・荒木 3安打固め打ちで2000安打にM5

 「交流戦、ソフトバンク10-2中日」(30日、ヤフオクドーム)

 偉業達成へ一気にギアを上げた。交流戦の初戦から中日・荒木が3安打の固め打ちだ。通算2000安打に残り5本と迫っても、背番号2は「(2000本は)見えてない、見えてない」と冷静だった。

 孤軍奮闘だった。まずは一回1死。東浜の外角低め144キロ直球を中前へはじき返した。三回2死では高めの127キロスライダーを左前打。八回1死一塁でもシュートに詰まらされながら三塁内野安打とし、18日・阪神戦(甲子園)以来、今季3度目の猛打賞だ。

 チームが勝利を重ねていく中で、カウントダウンを続けることが荒木の理想だ。この日は2年連続で交流戦初戦を落とした。それでも偉業達成が迫って来たことには「頑張ります」。短い言葉に決意を込めたベテランは着実に安打を重ねていく。

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