巨人、連敗脱出へ起爆剤は村田 マギーと同時起用で得点力アップだ
4連敗中の巨人が村田修一内野手(36)を起爆剤に、負の流れからの脱却を期す。Koboパークでの楽天戦から始まる交流戦。29日、仙台に移動し、敵地での全体練習を終えた高橋由伸監督(42)は村田について「存在は大きくなるか」と問われ「そうですね」と期待を寄せた。
指名打者が使えるパの主催試合では坂本勇、阿部、マギー、村田の4人同時起用が可能となる。4月12日の広島戦でマギーが試合途中から二塁に入ったことにより、そろい踏みとなったケースはあるが、スタメンからとなると初めて。現在、6試合連続3得点以下でチーム打率、得点ともにリーグ最下位。得点力向上が喫緊の課題の中、中軸の厚みを増し解決を図る。
交流戦での村田は通算52本塁打、同160打点がともに歴代3位。パの投手にも屈しない打力を持つ。「6番・一塁」での起用が濃厚で「続けて出られる可能性があるので、しっかり準備して結果を出したい」と村田。マギーの加入で控えに甘んじてきた男が、そのバットでチームに勢いをもたらす。