ロッテ・佐々木 2勝目も笑顔なし 「またやってしましった」初回の失点を反省
「ソフトバンク7-12ロッテ」(ヤフオクドーム)
ロッテのルーキー佐々木が6試合目の先発で2勝目を挙げたが、心からの笑顔はなかった。
「勢いをつけなければいけないところで、またやってしまった。申し訳ない…」-。
課題である立ち上がりの悪さを悔やみ、そして反省した。
初回、先頭の川崎に2-0から右へ運ばれ、今宮の3球目に暴投を犯した。その今宮に川崎を三塁に送られ、柳田に中前先制打を喫した。
さらに4番内川には2-1から138キロの内角真っすぐをジャストミートされた。10号2ランは左翼席に消えた。ソフトバンクのスコアボードに「3」が刻まれた。
それでも二回以降は立ち直った。伊東監督がカツを入れれば、鈴木は「堂々と投げろ!」とお尻をポンとたたいて激励した。
「ズルズルいかないように心がけた」と振り返るように、投球テンポを意識して、右腕をしならせた。田村の「きょうはフォークがいいぞ」のアドバイスを受けて右打者への武器とした。左打者には宝刀シンカーをズバズバ投げ込んだ。
課題にはやはり「ゲームの入り方が難しいと思う。どうにかしないと…」と話したが、24打者に与四死球は「0」。前回18日の西武戦での与四球は「6」だった。強力ソフトバンク打線から三振を「8」個奪った。
1つ1つの課題に向き合い、乗り越えようとするルーキー。「次につなげていければ」と最後はキッと前をにらんだ。