日本ハム・中田、ダイエット効果で2安打3打点「17キロぐらい落ちた」
「日本ハム4-1オリックス」(21日、札幌ドーム)
日本ハム・中田翔内野手(28)が決勝適時打を含む2安打3打点の活躍で3連勝に貢献した。
主砲は燃えていた。初回と三回の得点圏の打席で凡退。同点の五回。2死一塁から、打率4割をキープする近藤が敬遠気味に歩かされた。一、二塁。わき上がる闘志。山岡の直球を振り抜き左前適時打を放った。
七回2死二塁でも近藤が敬遠気味に四球で出塁。一、二塁。代わった吉田一から右中間フェンス直撃の2点適時二塁打。貴重な追加点となり塁上で両手をたたき、ガッツポーズした。「2打席凡退してチャンスを潰してしまったので、悔しいという気持ちもあった。何も考えず。どんどん打ちに行こうと。ずっと抑えられていたので、何とか打ちたいと思っていた。メンディーがずっと抑えていたので、楽に投げさせてあげたかった」と7回1失点で2勝目を挙げたメンドーサを援護できたことを喜んだ。
昨年のシーズン後は体のキレを出すことをテーマに、オフは減量にも励んだ。「105キロあたりあった体重は92、3キロを維持できている。(落としたのは)10キロどころじゃない。17キロぐらい」と明かした。七回の2点タイムリーが本塁打にならず、お立ち台では「ダイエットでパワーが落ちているので、こんなもんで勘弁してください」と話し、スタンドを笑わせた。
チームはオリックスを3タテし、4位タイに浮上。「チームとして出だしがつまずいているので、これから1試合1試合、盛り返していきたい」と上位浮上へ全力を尽くす覚悟だ。