日本ハム・大田キャリアハイ5号 2戦連発!チーム連敗ストップに貢献

 「日本ハム7-2オリックス」(19日、札幌ドーム)

 スタンドに入るかどうか、半信半疑だった。打球の行方を追いながら全力疾走した日本ハム・大田は一塁を回り急ブレーキ。一走・レアードを追い越しそうになったが、ギリギリでこらえた。「追い越すと、アウトになってしまうので」。ホッと一息し、セーフのジェスチャー。打球が右中間席へ飛び込んだ後、喜びをかみしめ、ダイヤモンドを一周した。

 3点リードの三回無死一、二塁。外角直球に逆らわず、右中間方向へ振り抜いた。移籍1年目で昨季の4本塁打を上回るキャリアハイの5号。「うまく踏み込んで振れた結果。入ってよかった」。17日の楽天戦から2試合連続、直近6試合で4発と大当たりだ。

 昨年まで9年在籍した巨人時代と違い、落ち着いて打席に入ることができている。「結果が出ないと小さくなるけど、今は自分の形で打席に入れている」。結果を恐れず、強いスイングを心がけることが好循環を生んでいる。

 中田が不在の場合、長距離砲として4番候補にも考えていた栗山監督は「結果は気にしなくていい。自分らしくやってほしい」と伸び伸びプレーさせることが好結果を後押ししている。

 12日のロッテ戦から6試合連続安打。好調のバットマンは連敗ストップに貢献も「これが終わりじゃない。シーズンはまだ続く」と借金7の完済へもっともっと打ち続ける。

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