日本ハム・谷元が社会貢献活動 札幌ドームに介護福祉士を招待

 日本ハムは15日、谷元圭介投手(32)が2017年シーズン終了までの札幌ドーム主催試合で、介護福祉士の方々を対象に招待する社会貢献活動「アナたにもんシート」を設置すると発表した。「北海道介護福祉士会」に登録されている方を対象に、同会を通じ応募した人から抽選でファイターズ公式戦の観戦を提供する。

 谷元の母は現在、約3年前から祖父の介護を行っており、デイサービス(通所介護)で介護福祉士の方々のサポートを受けて日々の生活を送っている。家族が置かれた境遇から、介護に従事する方々の存在を身近に感じ、また国内で急速に進んでいる高齢化社会などの情勢も考慮。介護福祉士という仕事の重要性を強く認識。プロ野球選手という立場から少しでも報いることができたならと考えたことがきっかけとなり、チーム内での自身の呼び名をもとに「アナたにもんシート」と名付けて実施する。

 6月6日(火)広島戦からスタートし、皮切りとなる同試合は谷元選手の背番号にちなんで22組44人を招待。試合前に記念撮影の機会を設ける。以降は毎試合1組2人をシーズン終了まで計35試合に招待する。招待席で観戦すると、限定のオリジナルリストバンドもプレゼントする。

 今後、さらに発展させて介護福祉士のイメージアップに貢献したいという展望もあり、活動の幅を広げながら継続的にサポートする。

 谷元は「現在、母は祖父の介護をしています。大変な状況だと見聞きしている生活ですが、介護福祉士の方々のデイサービスに支えられて毎日を過ごしています。僕は幸運にも、夢を与えると言われるプロ野球選手になることはできましたが、介護士の方々は『生』と向き合う大切なお仕事に従事されています。『アナたにもんシート』は野球観戦でリフレッシュしていただき、また明日から頑張ってもらえる活力にしていただけたらというのが願いです」とコメントした。

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