日本ハム浦野695日ぶり勝利 右肩痛から復活「お世話になった方への気持ちを…」
「オリックス2-6日本ハム」(5日、京セラドーム大阪)
仲間からの握手攻めに笑顔で応えた。右肩痛から復活した日本ハム・浦野博司投手(27)が15年6月10日・巨人戦以来、695日ぶりの勝利。「去年が1年間ダメだったので、お世話になった方への気持ちを出せるように投げました」と声を震わせた。
同年9月9日・ソフトバンク戦以来、604日ぶりの登板。マウンドに立てる喜びをかみ締め、全力で腕を振った。140キロ台前半の直球とフォークで五回まで5奪三振の力投。5回0/3を無失点に抑えた。
昨季開幕前に右肩に激痛を訴えた。インピンジメント症候群という難病だった。「骨もダメージを受ける痛み」と球団トレーナー。鎌ケ谷でのリハビリを「毎日グラウンドに行くのが嫌だったが本当によかった」と振り返る。どん底の苦しみを乗り越え、手にした勝利の味は格別だった。