「日本ハム１－２楽天」（３０日、札幌ドーム）

　首位を走る楽天のドラフト５位・森原康平投手（新日鉄住金広畑）が、プロ１５試合目の登板でプロ初勝利を挙げた。

　敵地でヒーローインタビューを受け初勝利に「素直にすごくうれしいです」と喜んだ。

　７回１失点と好投した先発の岸からバトンを受けた森原は同点の八回に登板。１番からはじまる日本ハムの攻撃を三者凡退で切り抜け、九回の決勝点を呼び込んだ。

　「３人で斬って打線にリズムをつけようと思いました。勝ちはおまけとして３人で抑えられたことがうれしいです」

　広島・山陽から近大工学部、新日鉄住金広畑を経てプロ入り。１５０キロを超える直球を武器に開幕からセットアッパーとして活躍する。ウイニングボール「実家のおじいちゃんにあげます」と楽天快進撃の一翼を担うルーキー。「１イニングを任されているのでゼロで切り抜けていけるように頑張っていきます」と今後の活躍も約束した。