「ヤクルト２－１巨人」（２９日、神宮球場）

　２５イニングぶりにヤクルトの得点が刻まれた。雄平が０－０で迎えた七回１死一塁。２番手・篠原の高めに入った直球を仕留めた。打球は燕党が待つ右翼席に突き刺さる、決勝の先制２ランとなった。

　連敗を止める今季２号だ。「入らないと思った」。しばらく打球の行方を見つめ、それと分かるとダイヤモンドを１周。ゴールデンウイーク初日、大入りの神宮を彩った。２６日・中日戦（ナゴヤ）でも延長十一回で決勝２点打を放っており、勝負強い打撃が光る。

　「もっと早い段階で点を取っていれば、楽な展開だったと思う」と反省も忘れない。真中監督は「ナイスバッティング。まだまだ頑張ってほしい」とさらなる奮起に期待した。