ロッテ 50年ぶり、屈辱の記録…開幕20試合で打率は2割届かず・185

 「楽天4-2ロッテ」(25日、東京ドーム)

 左翼席に陣取ったロッテファンの声援がかき消されていく。

 最終回、松井裕の剛球の前に細谷、ダフィー、鈴木が3者連続で空振りの3球三振でゲームセット。この瞬間、50年ぶりの記録が刻まれた。

 開幕20試合を消化してチーム打率は、前日までの・188を下回る・185。2割を切ったのは67年の南海(現ソフトバンク)以来となった。

 伊東監督は「だいぶ、一時よりはよくなった。八回も粘りが出ていた」と話す一方で、接戦に見えているが打てない。特に真ん中が…」と嘆いた。

 八回、井口の安打からハーマンの暴投も飛び出して1点を奪い、なお2死一、三塁のチャンスとなった。打者は四回に3年ぶりとなる本塁打を放った大嶺翔。だが、ハーマンからバトンを受けた福山の前に二ゴロ。ここまでだった。

 「投手が2死から点を与えて、ムダな失点が多かった。劣勢になって追いかける展開になった。先に点をやらないようにと(投手陣には)言っているのだが…」。伊東監督は唇をかんだ。

 先発の西野が一回1死からペゲーロ、ウィーラーに長短打を浴びて一、三塁。アマダーに先制の中犠飛。二回にはやはり1死一、三塁から嶋に左犠飛を許した。

 四回には2死から嶋、茂木への連続四球からピンチを招いてペゲーロに中前へ適時打を運ばれた。八回には新人の酒居が2死から嶋に1発を浴びた。

 「先頭打者を出し過ぎ。リズムに乗れなかった。四回には点を取ってくれた直後に2死から四球、四球で失点。自分で自分の首を絞めてしまった」。西野は反省の言葉とともに、「守りの時間が長くなってしまい、いい流れを作れなかった」と悔やんだ。

 だが、前を見据えて戦っていくしかない。伊東監督は「やることはやっていると思う。いまいる選手でやるしかない。打順を替えて、日替わりでやっていきましょう」と努めて明るく振る舞った。

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