日本ハム打線“飛車角落ち”で勝った 若手3人躍動に栗山監督ウルウル

 お立ち台でポーズをとる(左から)清水、森本、石井一
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 「日本ハム3-2ソフトバンク」(13日、札幌ドーム)

 飛車角落ち打線をヤングファイターズ戦士が救い、日本ハムが今季初の連勝。勝利に貢献したドラフト2位・石井一成内野手(22)=早大、高卒5年目の森本龍弥内野手(22)、同3年目・清水優心捕手(20)の22歳以下3人衆がお立ち台に上がり、栗山監督は目を潤ませた。

 「チーム状況が苦しいとは言いたかないけど、人が育っていくということはこういうことなんだな」

 中田が右内転筋筋挫傷で出場選手登録抹消。その中田にこの日「頑張って行ってこい」とゲキを受けた森本がプロ初打席初安打。二回2死一塁。バンデンハークの149キロ直球を中前へはじき返す。「積極的にいきました。ヒットになってうれしかったです」。大谷と同期で一緒にプレーすることが目標の若武者が結果を残した。

 森本がつなぎ一、三塁。清水も左前適時打を放ちプロ初打点。21歳が先輩に続き貴重な追加点を挙げた。

 ケガ人続出の緊急事態だが「がむしゃらにやっていく」と栗山監督。苦心のオーダーが続く中、活躍の場に飢えた若い息吹で苦境を乗り切る覚悟だ。

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