４日の楽天戦（コボパーク）で今季初登板するソフトバンクの千賀滉大投手（２４）が３日、ともにＷＢＣを戦った則本との投げ合いに闘志を燃やした。両チームとも開幕カードで３連勝。ＷＢＣでは侍ジャパンで唯一の優秀選手に選ばれた「世界のＳＥＮＧＡ」が、「ホークスの千賀」に衣替えしてマウンドに立つ。

　「（エース相手で）大量得点は見込めない。先発の僕が試合をつくって、あとは１点取ってくれればという試合にしたい」。２日にいつものスタイルに髪を刈り込み、先発調整を終えた千賀はミッションの難しさに思いをはせた。

　侍ジャパンではともに中継ぎからスタート。試合前に同じ流れで調整する機会が多かった。帰国後、互いの登板日が明らかになると千賀はすぐに「一緒の日ですね」とメールを送ったという。

　「チームの流れに乗り遅れないように。時差ぼけと言われないようなピッチングをしたい」。則本との「侍対決」を制し、２００８年以来の開幕４連勝へとチームを導く。