大阪桐蔭新2年生左打者トリオが存在感

豪快な打撃を見せる大阪桐蔭・藤原恭大=甲子園(撮影・佐藤厚)
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 第89回選抜高校野球大会(19日開幕・甲子園)の甲子園練習が行われ、優勝候補の一角、大阪桐蔭の新2年生左打者トリオがシート打撃で存在感を示した。

 1番を打つ50メートル走5・8秒の藤原恭大外野手は6スイングで、右翼席へ2本の柵越え。上位を打つ中川卓也内野手は、右翼ポール上部を直撃する特大の一発を放った。

 投手として最速146キロを投げ、今大会は三塁を守る根尾昂外野手は、柵越えこそなかったが、鋭い打球で右越え二塁打を放った。根尾は同級生について「全員がライバルだと思っている」と対抗心を見せ、「センバツは優勝することが目標。一戦一戦、勝っていきたい」と本番でも活躍することを誓った。

 甲子園練習では全員が大声を出し、他校では見られかった雰囲気の中で汗を流した。西谷浩一監督は「(与えられた練習時間の)30分の1秒たりとも無駄にしないようにしようと言ったので」と練習内容にも納得した様子。初戦は第6日第1試合の1回戦・宇部鴻城(山口)戦。昨秋は近畿大会4強だったが、2012年以来のセンバツ優勝へ視界良好だ。

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