前回大会覇者ドミニカ逆転に成功 終盤の猛攻で5点差跳ね返す

 「WBC・1次リーグC組、ドミニカ共和国-米国」(11日、マーリンズパーク)

 前回大会優勝国のドミニカ共和国が2点を追う八回に、クルーズの左越え3点弾で逆転に成功。一時は5点差をつけられていた試合をひっくり返した。

 先制したのは米国。両軍無得点の三回2死無走者からキンズラーが二塁内野安打で出塁。二遊間を抜けようとする打球に二塁カノが追いつき、逆モーションからのワンバウンド送球の美技を見せたが、一塁サンタナは捕球できなかった。

 ドミニカ共和国の守備の乱れはさらに続く。A・ジョーンズの右中間へのフライを右翼クルーズと交錯するような状態で捕球を試みた中堅マルテがグラブに当てて後逸(記録は中失)し、一塁走者が生還した。三塁まで進んだA・ジョーンズはイエリチの左翼線安打で2点目のホームを踏んだ。

 四回2死一、二塁からは9番クロフォードが中前適時打で3点目。ドミニカ共和国の先発ボルケスを引きずり降ろした。

 米国先発のストローマンは4回2/3を投げて散発3安打無失点。9日のカナダ戦で15安打9得点を記録した超強力打線を手玉に取った。

 試合がさらに動いたのは六回だ。米国は1死一塁からスタントンの左中間適時二塁打で1点を追加。2死二塁からはクロフォードの右翼線二塁打で点差を5点に広げた。

 ドミニカ共和国が反撃を開始したのは六回から。米国の投手陣に五回まで無得点に抑えられていたが、六回にマチャドが2番手ロアークから左翼席上段へソロ本塁打。後続の2者連続四球で1死一、二塁とすると5番サンタナが中前適時打で2点目を奪った。

 七回には先頭マルテが左翼線二塁打で出塁すると、カスティーヨが代わったばかりの右腕ロバートソンから左越え適時二塁打で3点目を追加した。

 2点を追う八回には4番手でマウンドに上がったミラーに襲い掛かる。バティスタの死球の後にサンタナの二塁内野安打で無死一、二塁とすると、クルーズが左翼席に突き刺す逆転3ラン。2死無走者からマルテにも一発が飛び出し、点差を広げた。

 1次ラウンド屈指の好カードとあって球場史上最多となる3万7446人が押し寄せた。客席の9割以上を埋めたドミニカ共和国のファンは試合が動くたびに熱狂した。

 スターティングメンバーは以下の通り。()内は昨季の成績

◇米国

「1・二」キンズラー(タイガース、打率・288、28本塁打、83打点)

「2・中」A・ジョーンズ(オリオールズ、打率・265、29本塁打、83打点)

「3・左」イエリチ(マーリンズ、打率・298、21本塁打、98打点)

「4・三」アレナド(ロッキーズ、打率・294、41本塁打、133打点

「5・一」ホズマー(ロイヤルズ、打率・266、25本塁打、104打点)

「6・指」ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス、打率・297、24本塁打、95打点)

「7・右」スタントン(マーリンズ、打率・240、27本塁打、74打点)

「8・捕」ルクロイ(レンジャーズ、打率・292、24本塁打、81打点)

「9・遊」クロフォード(ジャイアンツ、打率・275、12本塁打、84打点)

◇ドミニカ共和国

「1・遊」レイエス(メッツ、60試合、打率・267、8本塁打、24打点)

「2・三」マチャド(オリオールズ、打率・294、37本塁打、96打点)

「3・二」カノ(マリナーズ、打率・298、39本塁打、103打点)

「4・左」バティスタ(ブルージェイズ、打率・234、22本塁打、69打点)

「5・一」サンタナ(インディアンス、打率・259、34本塁打、87打点)

「6・右」クルーズ(マリナーズ、打率・287、43本塁打、105打点)

「7・指」ベルトレ(レンジャーズ、打率・300、32本塁打、104打点)

「8・中」マルテ(パイレーツ、打率・311、9本塁打、46打点)

「9・捕」カスティーヨ(オリオールズ、打率・264、14本塁打、68打点)

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