ラミレス、超VIP待遇 独立リーグ高知、夢のNPB入りへ強力サポート

 野球の独立リーグ、四国アイランドリーグPlus・高知のマニー・ラミレス外野手(44)が9日、高知市内で入団会見した。ジュリアナ夫人(37)と登場したラミレスは本格復帰への意欲を語り、NPB行きを狙うと宣言。高知は異例のVIP待遇で、メジャー通算555本塁打のレジェンド復活をサポートする。登録名は「マニー」に決まった。

 報道陣ら130人が集まった会見場。ジュリアナ夫人と手をつないで登場したラミレスは落ち着いた口調で喜びと決意を語った。

 「日本でプレーするのが私の夢の一つだった。それが実現できて、うれしく思います」

 メジャー歴代15位の通算555本塁打を放ったスーパースター。14年に母国・ドミニカ共和国でプレーして以来の本格復帰だ。5月に45歳を迎えるが、視線の先にあるのは「NPB入り」の野望。「必要とするチームがあるなら、NPBの球団で私の力を役に立てたい」。背番号「99」のユニホームを身にまとった「マニー」はためらいなく言い切った。

 高知も異例のVIP待遇で復活をサポートする。年俸など契約面は「非公開」だが、月給10~40万円と言われる一般の選手とは格が違うのは当然だ。ラミレス夫妻は滞在中、高知市内にある高級ホテルの通常1泊約8万円のスイートルームに宿泊。専用のレンタカーを借り、球団職員の運転で練習場に向かう。遠征時もバス移動のチームとは別行動だ。

 起用法も“特別扱い”で「練習も本人が出たいと言えば出るし、出たくないと言えば出ない」と会見に同席した駒田徳広監督(54)。09年に在籍した伊良部秀輝や15年に「0円契約」でプレーした藤川球児(阪神)に比べても、破格の待遇と言える。

 ラミレスは10日に初練習に参加。11、12日に行われる県内の大学・社会人チームとの交流戦には、体調次第で出場の可能性もある。開幕戦は4月1日、高知球場でソフトバンク3軍と対戦する。

 「他者を尊敬する精神性や規律のある振る舞い、清潔な町並み。日本人や日本の文化は素晴らしい」とラミレス。新天地・日本の独立リーグでどんなプレーを見せるのか。世界が注目する中、いよいよ“マニー狂騒曲”が幕を開ける。

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