下半身の張りで実戦出場のないＷＢＣ日本代表・嶋基宏捕手（３２）＝楽天＝が２日、現状の回復具合について苦しい胸中を明かした。５日の強化試合・オリックス戦（京セラドーム）出場に「正直、まだ試合に出られるレベルじゃない」と説明。タイムリミットは刻一刻と迫っている。

　「出ろと言われたら出られますが。全て全力のパフォーマンスができるかと言われたら、そうじゃないので」

　楽天でのキャンプから別メニュー調整が続き、侍ジャパンに合流後も一部別メニューでの練習となっていた。小久保監督は「５日の試合に出場できれば（登録）ですね」と説明。３番手捕手として「途中出場で１イニングできたら」と最終判断の基準を示している。

　初戦は７日。最終判断となる５日までに、１イニングの守備出場が果たせなければ、代替選手の招集も検討される。「それは僕が決めることじゃないので。しっかりコミュニケーションをとって、何がベストか判断しないといけない」と嶋。青木合流で全選手が集まったが、不安材料はまだ解消されていない。