「練習試合、オリックス３－５ロッテ」（２８日、ＳＯＫＫＥＮスタジアム）

　オリックス・吉田正尚外野手（２３）が２８日、ロッテとの練習試合に「４番・右翼」で先発出場し、適時二塁打を含む２安打を放った。これで今キャンプでの実戦は２９打数１２安打５打点、３本塁打。打率・４１４でチーム２冠となった。

　五回無死一塁。左腕・松永の内角低め、１４２キロを狙い撃ちすると打球は強烈なラインドライブとなって左中間を割る適時二塁打。

　「１打席目に打ち取られたのでそこを攻められるかなと。苦手なコースじゃないんで」

　続く六回にも安打でキャンプを締めた。打率こそ若月に譲ったが、本塁打、打点でチームトップの成績。長打率は驚異の・８９７、昨季のパ本塁打王、日本ハム・レアードでさえ・５１６。潜在能力の高さがうかがえる。

　キャンプを振り返り「ケガなくできたのが良かった。ここからは体をいかにベストにできるか」と話した。昨年は自主トレから故障続き。キャンプ完走は一つの手応え。フル出場すれば、どこまで成績を残せるのか、夢は広がるばかりだ。